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松阪市立第四小学校 かつおぶし削り体験レポート

  • eduka7
  • 10月6日
  • 読了時間: 3分

三重県松阪市立第四小学校様では、2025年9月30日の社会科の授業の時間に、水産物であるかつおぶしの学習にからめ、かつおぶし削り体験を行いました。また5年生は、家庭科でだしをとりみそ汁を調理実習で作ることから、そこにもつながる学習になりました。

実践の模様をレポートいたします。






まず、どのような工程を経て、かつおぶしができるかを予想したところ、子どもたちからは、「釣る。」「削る。」「さばく。」「凍らせる。」「乾燥させる。」などの意見が出てきました。


次に、テキストのかつおぶしができるまでの動画を視聴すると、子どもたちが予想した以外にもたくさんの工程を経て、手間をかけて作られることを知ることができました。

子どもたちは興味深く、動画を見ていました。新しい発見など、ビックリしたことには時折「わぁー。」という声も出ていました。 


テキストのかつおぶしの削り方を視聴した後、削る向きを確認したのですが、しっかりと内容を把握しており「頭」と答えることができました。この後、自分たちが実際にかつおぶしを削る体験をするのでそれをイメージしながら見ることができたのではないでしょうか。


かつおぶし削り体験は、安全に十分注意し、軍手をつけて、班で順番に行いました。

はじめてかつおぶしを削るので力の入れ具合や角度など難しかったようです。

「かたい。」「うまく削れない。」と言い、はじめは、削り節が粉のようになってしまう子もいましたが、削っているうちにコツをつかんだのか、ひらひらとした花びらのような削りぶしが削れるようになりました。上手に削ることができた子にコツを聞きながら、班で協力して作業を進めることができました。

かつおぶしを削っているうちに教室中に削りぶしのいい香りが広がり、子どもたちは香りも楽しんでいました。


みそ湯の飲み比べ体験では、まずみそ湯を一口飲み、その後削りぶしを入れて飲み比べをしました。比べると変化があったと言う子がほとんどで、削りぶしを入れたみそ湯の方が、「味が濃い。」「コクがある。」「おいしい。」という意見がありました。味が濃くなった理由は、かつおぶしにはうま味がいっぱい入っていて、そのうま味の効果で味が濃く、おいしくなったからだよと説明をすると子どもたちはその理由に納得しているようでした。 




【子どもたちの様子】

子どもたちは、かつお節が自分たちの考えていたよりも様々な工程を経て、手間をかけて作られていることを知り、驚いていました。

手間をかけてかれぶしが作られていることを知った子どもたちは、かつおぶし削り体験をするときも大切そうにかれぶしを扱っていました。かれぶしを削る作業は、難しそうでしたが、試行錯誤をしながらもみんな楽しそうに作業をしている様子が見られました。

みそ湯の飲み比べは、かつおぶしを入れた後の変化に驚きを感じている子がたくさんいました。かつおぶしを入れたみそ湯がおいしく、もっと飲みたいという子もいて好評でした。



【先生の感想】

かつおぶしは、和食には欠かせない食材であり、私たちの食生活にも身近にある食材です。

ただ、かつおぶしがこんなにたくさんの工程を経て作られるかは知らず、その手間を知ることができ、また、実際にかつおぶしを削る体験学習ができ、それらは子どもたちの心に残り、かつおぶしをより身近に大切に感じられる貴重な学習になったのではないかと思います。

 


【松阪市立第四小学校様公式サイト】


本校のHP「学校の様子」









 
 
 

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