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愛媛県松山市立久枝小学校 かつお節削り体験レポート

3 時間前
読了時間: 4分


愛媛県松山市立久枝小学校では2026年9月24日、5年生家庭科の授業でかつおぶし削り体験を行いました。かつおぶしができるまでの工程を知り、実際に削り、香りを感じ、削りたてのかつおぶしを味わうという体験を通して、日本の伝統的な食文化に触れました。愛実践の模様をレポートいたします。

※御担当の先生からのレポートです。




①かつおぶしができるまでの工程を学ぶ。

テキストを使い、「かつおぶしができるまで」について学習をしました。

かつおぶしができるまでには、たくさんの工程があり、手間と時間がかかっていることを知ることができました。

かつおぶしに、カビをつけて発酵させることに驚く子どもが多く、「納豆やヨーグルト、チーズと同じ発酵食品なんだね。完成までにこんなにも時間がかかっているとは知らなかった。」と、自分たちが知っている発酵食品と関連付けながら、かつおぶしに興味を深めていました。

普段何気なく食べているかつおぶしの背景には、たくさんの人の仕事と、昔から受け継がれてきた知恵があることを学びました。



②いよいよ、かつおぶし削り体験!

学習したことを踏まえ、実際にかつおぶしを削りました。

削り器にかつおぶしを当て、一人一人が力加減を工夫しながら挑戦しました。

「とっても硬い!」「いい香りがする。」「思ったより削るのが難しい。」「シュッシュッと、音がする。」など、かつおぶしを削る軽快な音と、子どもたちの楽しそうな声が響きました。初めてかつおぶしを削る子どもたちが多く、少しずつ削れていく様子を楽しみながら、夢中になって体験していました。

実際に手で触れ、香りを感じ、音を聞きながら削ることで、教科書だけでは得られない「本物に触れる学び」につながりました。





③削りたてのかつおぶしで「うまみ」体験!

みそ湯と、削りたてのかつおぶしを加えたみそ湯の飲み比べを行いました。

味の違いに子どもたちはすぐに気づき、「全然味が違う。」「おいしさが増した。」「これがうま味だ。」「かつおぶしはすごい。」など、味の変化に驚きと感動の声をあげていました。

「うま味は、忍者のように隠れている味だよ。」と伝え、すぐに飲み込まず、口に含んでゆっくり味わうように声かけをしました。すると、「おいしさが舌に残っているよ。」「今まで知らなかった。」「おいしさの秘密はかつおぶしだね。」など、感じたことを自分の言葉で表現する姿が見られました。

また、「かつおぶしだけ食べてもおいしい。」「みそ湯に入れるだけで、味が深まった。」

「和食のおいしさはかつお節があるおかげだと思う。」「しっかりうま味を感じることができた。」という振り返りもあり、「うま味」を知識としてだけでなく、自分の舌で実感していました。


【授業後のふりかえり】

体験後、ロイロノートに一人一人が振り返りをまとめました。

・「今まで以上にかつおぶしが大好きになった。もっともっと食べていきたい。」

・「今までかつおぶしにあまり関心がなかったけれど、これからもっといろいろな料理にかつおぶしをかけたい。」

・「かつおぶしが苦手だったけれど、今日の授業で好きに変わりました。」

など、実際に体験したからこその気付きや、かつお節への思いの変化が表れていました。

・「家族のみんなに、かつおぶしのいいところを話したい。」

・「友達や近所の人にも伝えて、私の地域をかつおぶしブームにしたい。」

「将来はかつおぶしや和食に関わる仕事をしたい。」

「もし子どもができたら、かつおぶしを使った料理を作ってあげたい。」

など、学校での学びを家庭や地域、そして未来へつなげようとする思いも見られました。

・「かつおぶしを削るのは大変だったので、作っている人にありがとうという気持ちがいっぱいになった。」

・「かつおを手作業で一本一本骨を取ってくれていることもありがたい。」

「これからは、かつおぶしを大切に、残さずしっかり食べたい。」

など、作り手への感謝や食材を大切にしようとする気持ちも生まれていました。






【先生の感想】

今回のかつおぶし削り体験では、子どもたちが実際にかつおぶしに触れ、削り、香りを感じ、削りたてのかつおぶしを味わうことで、「うまみ」の大切さを、実感を伴って学ぶことができました。中でも印象的だったのは、体験を通し子どもたちの「かつおぶしを見る目」が変わっていったことす。

「苦手だったけれど好きになった。」「もっと食べたい。」「家族にも伝えたい。」「作っている人にありがとうと伝えたい。」「未来の人にもかつおぶしを伝えたい。」など、子どもたちの振り返りには、味や香りへの気付きだけでなく、食材への愛着、作り手への感謝、そして日本の食文化を未来へつないでいきたいという思いが表れていました。これからも、子どもたちが本物の食材や食文化に触れる体験を大切にし、食べることの楽しさや、食に関わる人々の思いを感じながら、学びを家庭や地域、そして未来へつないでいける食育を進めていきたいと思います。



【松山市立久枝小学校様HP】


 




 
 
 

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