愛媛県立今治北高校様で、2024年12月20日に高校1,2年生をかつおぶし削り体験、飲み比べ体験を取り入れた和食だしのよさを伝える活動を実施しました。
その様子をレポートいたします。
まず、活動のねらいを話しました。この活動を通してだしのよさを見直すとともに、自分の食生活を考えたり、将来の食生活について考えたりするきっかけにしてほしいことを話しました。


かつおぶし削り器を使って、かつおぶしの削り方や注意点を伝えた後、さっそく、削り体験に挑戦してみました。
生徒にとって初めての経験です。
最初はなかなか思うように削ることができなかったようですが、いろいろと工夫しながら進めているうちにスムーズに削れるようになり、グループごとに楽しく取り組んでいました。




生徒たちは削り器の引き出しを開けて削れたかつおぶしを試食して「おいしい」と口々に言っていました。
次に、「みそ湯」と「みそ湯+けずりぶし」の飲み比べをしてみました。
自分たちで削ったかつおぶしをみそ湯に入れると味が変わることがはっきりと分かったようです。
これが和食の出汁のもとであることも理解することができました。
おいしくておかわりをしている生徒もたくさんいました。




最後にテキストや資料をもとに現在の食生活の課題を整理し、学んだことをまとめました。


【生徒たちの感想➀】
始めは枯節をけずることは難しかったですが、後半になるにつれてコツもつかんできてスムーズに削ることができるようになって良かったです。削りたてのかつお節も初めて見ることができて本当に貴重な経験になりました。この活動を通して自分の食生活を見直すよい機会になったので、私が進学したり、家庭を持ったりしたときにこの活動を生かせるようにしたいなと思いました。
【生徒たちの感想②】
私は今までかつお節を削って食べるということをしたことがなかったので、初めての体験ができてよかったです。最初は上手く削れず難しかったけれど、角度や向きをつかんで慣れていくことができました。
削ったかつお節はいつも食べているものよりも味にうま味や深みがあっておいしかったです。また、削るたびに色の違いや濃さの違いが出て、そこでも少しずつ味が違い、おもしろかったです。
だんだん小さくなっていくたび苦戦しましたが、初めての割には上手くできたと思います!!
かつお節を使ったレシピもたくさん頂いたので、自分の家でも実践してみたいと思いました。
普段は時間がなく、お味噌汁をつくるときに簡易だしを使っていましたが、かつお節を使ってだしを取りたいと思いました。
将来、自分の子どもに食について教えるときに濃い味やファーストフードばかりではなく、日本古来の出汁や和食にも慣れて食の大切さを知ってもらいたいなと思いました。今日、このような実践での体験講座ができてよかったです!
【愛媛県立今治北高校様公式サイト】
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