愛媛県南宇和郡愛南町立家串小学校で、2024年10月31日(木)に、かつおぶし削り体験を行いました。家庭科のだしの学習、社会科の水産加工品の学習と関連付けながら行いました。体験を行ったのは5・6年生(複式学級)の6名です。
実践の模様をレポートいたします。
テキストを使ってかつおぶしについて学習をしました。削る前のかつおぶしを見るのは、どの子も初めてでした。「いい香りがする」と言いながら、かつおぶしを袋から取り出したりかつおぶしに触れたりしていました。
教師が削り方を実演した後、それぞれの班に分かれてかつおぶし削りを体験しました。最初はなかなかうまく削れず少し戸惑っていましたが、すぐにコツをつかみきれいに削ることができました。
飲み比べ体験もしました。かつおぶしの入っていないみそ汁とかつおぶしを入れたみそ汁の味の違いに、子供たちは驚いていました。かつおぶしでだしをとったみそ汁を飲むと、自然と笑顔があふれました。
【子どもたちの様子】
かつおぶしを見ることも削ることも、初めての子供たちばかりでした。どの子も興味深く学習に取り組むことができました。授業の終わりのチャイムが鳴っても、「もう少し削っていいですか」とかつおぶし削り体験を楽しんでいました。
【先生の感想】
かつおぶし削り体験をすることで、伝統的な日本の食材について考えることやだし文化に触れることができました。体験後、「ゆうべ、お好み焼きにかつおぶしをかけて食べました。」「給食では、いつかつおぶしが出ますか。」などといった、かつおぶしに興味を持つ子供も増えました。これをきっかけに、「食」の大切さを考えることのできる子供に育ってほしいと思います。
【愛媛県南宇和郡愛南町立家串小学校様公式サイト】
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